【業務用】空調機メーカーを比較!お得な選び方と注意点

得になる知識

店舗やオフィスの環境を快適に整えてくれる空調機。いざ選ぼうと思っても、性能の良し悪しやサイズの違い、価格など、どうやって選べばいいのかわからない…という方も多いのではないでしょうか。空調機は決して安くはない買い物です。後悔のない選択ができるように、選び方のポイントやおすすめのメーカーなど導入前にチェックしておきましょう。

 


コラムのポイント
・どんな空調機を選び稼働させるかによって、初期投資やランニングコストは変わりますし、過ごす人の満足度にも直結します。デザインや動線など、こだわり抜いてつくり上げた空間をより快適なものにするためにも、適した空調機を選ぶようにしましょう。
・空調機を選ぶ時は、『用途』『馬力』『形』『面積』の4つのポイントをおさえて選ぶようにしましょう。
・業務用空調機選びの不安や疑問などのご相談は、お気軽にお問い合わせください。


 

− table of contents −

◼ 売り上げを左右する空調機選び
◼ 業務用空調機選び4つのポイントと注意点
◼ おすすめの空調機メーカーとその理由
◼ 空調機選びはプロにお任せ!

 

 

 

 

売り上げを左右する空調機選び

CAFFE PASCUCCI Kitaaoyama

 

数人〜何十人もの人が集まる店舗やオフィスなどを、快適にしてくれる空調機。どんな空調機を選び稼働させるかによって、初期投資やランニングコストは変わりますし、過ごす人の満足度にも直結します。飲食店がもし夏なのに生ぬるい店内だったら、物販店舗がもし冬なのに上着を脱げないほど寒い空間だったら、滞在時間やリピート率、売り上げは大きく影響を受けてしまうでしょう。もちろん、その場で働く人のモチベーションにも影響を及ぼします。

デザインや動線などこだわり抜いてつくり上げた空間をより快適なものにするためにも、適した空調機を選ぶことが大切です。

 

 

 

業務用空調機選び4つのポイントと注意点

業務用空調機には、電力やガス、冷温水方式など様々な動力源があります。

ガス(GHP・ガスヒートポンプ)は、室外機のコンプレッサーをエンジンで駆動し、ヒートポンプによって冷暖房を行う空調システム。

イニシャルコストが大変高く、屋外機の騒音も激しいのですが、ランニングコストを大幅に節約することが可能と言われています。電気容量が不足している施設に採用することで契約電力に余裕が生まれます。

電気による空調機は、個別空調と大規模空調の2種類に分類されますが、今回は個別空調であるパッケージエアコンの選び方について説明していきます。

 

多くの店舗で使われている『業務用パッケージエアコン』

電気の代表格とも言える「パッケージエアコン」とは、室外機1台に対して数台の室内機が繋げられている空調システムです。1台の電源を入れると、繋がっている全てのエアコンが稼働します。ひとつの空調機としてパッケージングされているため、パッケージエアコンといわれています。

 

業務用空調機選び4つのポイント

空調機を選ぶ時は、『用途』『馬力』『形』『面積』の4つのポイントをおさえて選ぶようにします。

 

ポイント① 用途

どんな用途で使う空間に設置するのかによって、空調機の選び方は異なります。

例えば、オフィスのようなパソコンやコピー機といった事務機器がたくさんある場所は、事務機器から熱が発せられるため、熱がこもらないように考慮して空調機を選ぶ必要があります。飲食店のような調理による熱や人の多さによって熱が篭りやすい場所は、さらに冷房能力の高い空調機を選ぶ必要があるでしょう。

用途に合っていない空調機を選んでしまうと、なかなか設置温度にならなかったり、機械に負荷がかかって故障を引き起こしたり、電気代がかさんだりする原因となってしまいます。設置しようとしている場所の用途をはっきりさせた上で、空調機を選ぶようにしましょう。

 

ポイント② 馬力

業務用の空調機は家庭用のエアコンと異なり、ワットではなく馬力で選びます。この馬力は、算出基準負荷を元にして算出します。算出は床面積だけでなく、建物の形や構造、窓の位置、利用者数などによって測定していきます。用途同様、馬力も誤って選んでしまうと空調機に負荷がかかったり電気代がかさんだりする原因となってしまうため、注意が必要です。

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馬力を下げるため、家庭用のエアコンを数台導入することでコストをおさえることができるのでは…と考える方もいらっしゃいますが、ブレーカーが落ちやすくなり電気料金もかさむため、あまりおすすめできません。

 

ポイント③  面積

空調機を使用する場所の広さを意識しましょう。オフィスや物販店舗などでは、17~38㎡で1.5馬力程度の空調機を選ぶのが目安とされています。飲食店は17~33㎡で2.5馬力程度が目安です。あくまでも目安なので、設置するときはプロに相談しましょう。

 

ポイント④ 形

空調機の形は大きく2つに分けられます。

天井埋め込みタイプ

空調機を天井に埋め込んでいるタイプ。天井を有効活用し、すっきりと設置できます。温度のムラがなく一定の温度を保ち、空間デザインを損ないません。

露出タイプ

壁に設置したり床に置いたりしている空調機がこのタイプです。天井に穴が開けられない、設置スペースが確保できない、といった制限が多い時などに利用し、工事費や工事期間をおさえることができます。

 

業務用空調機として多くみられるのは、天井に設置し吸出し口が4方向にあるものです。どちらの形にも良さがあります。用途と合わせて、設置予定場所の形状や内装の雰囲気に合わせて選ぶようにしましょう。

 

 

 

おすすめの空調機メーカーとその理由

オフィスや店舗に使用する空調機は、国内では『ダイキン』『三菱電機』『日立』がシェアを独占しています。東芝やパナソニック、三菱重工なども業務用のパッケージエアコンは製造していますが、メーカー指定がない限りあまり採用することはありません。それほど、トップ3のメーカーが信頼を得ています。どの空調機を選べばいいのかわからない…という時は、この3社の中から選ぶと安心です。3社それぞれの特におすすめできるポイントをご紹介しましょう。

 

ダイキン工業株式会社

https://www.daikinaircon.com/products/?_ga=2.3264889.815811540.1618901503-1582499945.1618790850

業務用エアコンのシェア№1企業のダイキンは、空調機専門企業です。素人では選びきれないほど、群を抜いた商品のバリエーションが特徴です。365日24時間の、全国サポート体制も整っています。空調機が突然動かなくなった、真夏なのに店内が暑い、真冬なのに寒い、という状況でお客様の信頼を失ってしまうと取り返しのつかない事になりかねません。製品価格は他社よりも高い場合もありますが、いつでも修理に駆けつけてもらえることはとても安心です。

 

三菱電機株式会社

https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/air/products/slim/index.html

業務用エアコンのシェア№2企業の三菱電機株式会社は、ムーブアイ機能など家庭用エアコンで採用していた機能を業務用エアコンでもしっかり採用しています。紙でできた熱交換形換気機器を採用した省エネ効果の高い換気扇などと合わせて購入することもでき、価格も他社よりおさえることができます。全国メンテナンスサポート体制はありますが、365日24時間ではありません。

 

日立グローバルライフソリューションズ株式会社

https://www.hitachi-gls.co.jp/products/office/

凍結洗浄機能や抗菌加工高性能フィルターなど、独自の機能を持つ空調機が揃っています。在庫が豊富で常に手に入れられるため、短納期の物件に使用する際に重宝しています。価格は三菱と同等程度であることが多くありますが、やはりメンテナンスには時間がかかります。

 

 

 

空調機選びはプロにお任せ!

空調機には様々なタイプがあり、用途や広さ、予算によって選び方は変わります。これからの店舗運営を成功させるためにも重要な空調機選び。どのようなものを選べばいいのかわからない…という時は、プロに相談するようにしましょう。

 

株式会社 秀建は、内装工事全般だけでなく、外構から躯体までの建築工事や電気・空調換気・給排水・温浴などの設備工事も熟練プロが対応しています。 また、建築は木造住宅から鉄骨・RC造に至るまで、内装は5坪の飲食店からリゾートホテルまで、自社で一貫した施工が可能となっているため、「建築」と「内装」などの二分された連絡・調整・依頼ロス等がありません。

施工のプロフェッショナルだからこそ、オーナー様やテナント様のニーズに合わせた工事を進めていくことができます。業務用空調機選びの不安や疑問など、相談にのっておりますのでお気軽にお問い合わせください。